[ALEXANDROS] Oblivion 人生について考えさせられる曲
思えば中学くらいの時からあさのは[ALEXANDROS]の曲にはまっていました。中学というとおしゃれな音楽に手を出したくなるお年頃ですね(/ω\)
しかし[ALEXANDROS]はあさのにとってはただのおしゃれなバンドではありません。むしろ泥水すすって苦労しても売れてやるという上昇意欲の塊みたいな歌詞が魅力なバンドです。そんな[ALEXANDROS]について今回はOblivionという曲を考察します。
引用している歌詞はすべて出典Oblivion/作詞 川上洋平/作曲 川上洋平となっております
Oblivionというタイトルの意味は?
えーあさのは即答できませんでした。結構難しい単語だと思うので仕方ない(/ω\)
調べてみると「忘却」という意味のようです。この意味について考えながら歌詞を見ていきましょう。
He was a boy
who once had a dream
to be a king
with an enormous ring
和訳
彼は王になるという夢を見る少年だった
とても大きな指輪をつけた王に
ひとつ
ふたつと消える
その願い事
学ぶ度
get on your feet
and prepare for the rest of your days
自らの足で立て
そして残りの人生のために準備せよ
少年の父は何度となく告げ去った
”And when the time has come"
He said
"Sonny don't you slip it away"
「 そして時が来たら」父は言った「けして逃してはならない」
大人になり少年は
鐘の音を聴いた
誰の為でも無くて
他でも無い自分自身の為にあるこの命を
いかにして
Get on the horse
I'll be gone and won't come back
I fade away and won't ever say good bye
Days are gone I need not to go back
I'm interested in the future
Not in the past
馬に乗ってここを去り、戻らぬようにしよう
さよならさえも言わずに消えよう
日々は過ぎるが振り返る必要はない
私が興味のあるのは未来であり過去ではないから
Seize the day you boys and girls
And young and the old
Time is heartless
You can't just wait for something more
老若男女よ
今を生きろ
時は冷酷でただ待つだけでは何にもならない
Blistering heat
And freezing cold
Wind hurts you to death
Be strong, be brave
And don't be afraid to grow old
焼きつくほどの熱
凍えるほどの寒さ
風は君を死に追いやるだろう
強くあれ、勇敢であれ
そして老いることを恐れるな
Seize the day you boys and girls
And young and the old
Life is different
Life is not fair
And life is short
老若男女よ今を生きろ
人生は違っていて
人生は平等ではなく
人生は短い
Blistering beat
And freaking roll
Will make you dress
Be strong, be brave
And don't be afraid to grow old
焼きつくビート
最強のロールは
君をドレスアップする
強くあれ、勇敢であれ
老いることを恐れるな
誰の為でも無くて
他でも無い自分自身の為にあるこの命を
いかにして
Get on the horse
I'll be gone and won't come back
I fade away and won't ever say good bye
Days are gone I need not to go back
I'm interested in the futureNot in the past ×7
馬に乗ってここを去り、戻らぬようにしよう
さよならさえも言わずに消えよう
日々は過ぎるが振り返る必要はない
私が興味のあるのは未来であり
過去ではないから
曲中では「未来だけを見て過去に囚われない」、「他者の為でなく自分自身の為に生きる」といった意味が重要になっている。これは過去に囚われていたり、他者のために生きている人へのメッセージだろう。
タイトルの「忘却」という意味を考える。
いわずもがな人間は忘れる生き物である。脳について詳しくはないが、忘れずにすべての記憶なんてあったら脳はパンクしてしまうのではないか。記憶がそうであるように人間は切り捨てることなしには生きられない。されど些事はともかくとして本当に大切なことは忘れられないものである。この曲のテーマが完全に過去を絶ち、すべてをリセットして自分だけのために生きるのであればむしろ「忘却」ではなく「記憶喪失」っていうタイトルの方がいい。だがあえて「忘却」というからには「忘れることもあるけれど本当に大切なことは覚えている」というニュアンスの違いも大切であると思う。
もはや忘却か記憶喪失かについてはもはや妄想レベルの考察だけどなんだかテンション上がってきた。人が忘れるのは脳みその容量の問題だったり、つらすぎることから自分を守るためのセーフティである。それと同じく人生においてもよく生きるために過去や他人との関係を切り捨てなければならないというのが伝えたいテーマなんだと思う。
人生は平等でないという歌詞
世の中、成功者の言葉は有難がられるものだが「人生が平等か?」については意見が分かれる。「人生は平等にチャンスが与えられている」と言ったり「人生は不平等、チャンスすら与えられない者もいる」と言うものがいる。果たしてどちらが正しいのか。
この手の問いで重要なのは「人生が平等でないという言葉をあきらめの理由にしてはならない、むしろ奮起の理由とせよ」ということだ。もちろんあさのの言葉ではない。ネットのどっかでみた言葉である。調べても元ネタが出てこないので作者不明です(/ω\)
人生が機会の上でも平等であるかどうかなんて神でもなければ分かりっこない。重要なのはそれを受けて生産的な行動をするかどうかであって絶望して嘆いたところで何も好転しない。曲中ではあえて人生は平等ではないと断言することで我々に焦りと行動を促している。人生において警句を与えてくれる曲というのは大切にすべきだ。
耳障りの言い曲ばかり聞いて安住していてもなんにもならない。這い上がってきたバンドだからこその言葉で[ALEXANDROS]らしい。